Ubuntuでスキャナー共有 (EPSON GT-9300UF)
最近、仕事でスキャナー共有の設定をする機会がありました。そもそも、「スキャナーを共有する」という考えの無かった私に取って結構新鮮な体験でした。まあ、プリンターやファイルを共有するという考えがあるならば当然スキャナを共有するという考えがあってしかるべきですよね。
「意外と面白いな、家でもできないかな」そう思ったら善は急げ、長いこと使っていなかったスキャナーを引っ張り出してWindowsにつないでました。しかし、隅の部分をうまく読み取ってくれません。
ここは頭を冷やし、そもそも普通のUSBでつなぐスキャナーを共有することが可能なのかも含めて調べて見ました。
調べた結果、いくつかの事が分かりました。
1.Linuxでsaneを使うことでスキャナーの共有が可能
2.実際のスキャンにはxsaneを使用
3.EPSONのスキャナを使えばLinux用のドライバーがあるので設定が楽
4.Linux用ドライバーはAVASYSから入手
と、いうことでオークションで中古のスキャナを入手しました。EPSONのGT-9300UFです。昔のスキャナなので本体も大きいですが、性能的には必要十分です。これを使ってネットワーク上でスキャナを共有することを目標としました。
試行錯誤の結果Ubuntuでうまくいきましたので、覚書として記しておきます。同じやり方をFedoraでも試してみましたが、なぜかうまくいきませんでした(クライアントとしては使えますがサーバーとしてはうまく動きませんでした。)。また、ドライバーのコンパイルがうまくいかなかったのでFedora用のパッケージを取ってきてalienでdebian用のパッケージに作り替えてインストールしました。以下がその手順です。なお、前提条件として192.168.1.xのネットワークであることがあります。
1.必要なパッケージをインストール
$ sudo apt-get install sane sane-utils xsane alien
2.ドライバのパッケージをdebian用に変換
$ sudo alien iscan-2.11.0-1.c2.i386.rpm
3.ドライバをインストール
$ sudo dpkg -i iscan_2.11.0-1_i386.deb
4.通信を許可するホストを設定ファイルに追加
$ sudo vim /etc/sane.d/saned.conf
末尾に以下を追加
127.0.0.1
192.168.1.0/24
5.xinetdに設定を追加
$ sudo vim /etc/xinetd.conf
追加する内容は以下のとおり。
service sane-port
{
port = 6566
socket_type =stream
wait = no
user = root
server = /usr/sbin/saned
}
6.xinetdの再起動
$ sudo /etc/init.d/xinetd restart
以上でサーバー側の設定は終わりです。続いて接続する側の設定に入ります。接続する側にも同様にsane関係のパッケージやドライバーをインストールします。次に/etc/sane.d/net.confにサーバーのIPアドレスを記入。xsaneを起動して接続を確認してください。
なお、Windows用にもsaneはあります。ドライバーをインストールした後でCドライブ直下にsaneを解凍。その上でC:\sane\etc\sane.d\net.confを編集してください。C:\sane\bin\xsane.exeを起動して接続確認。
また、これが使いづらいと感じた方にはSaneTwainもあります。こちらの方が設定はしやすいと思います。
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